単に売り上げ金額や買い上げポイントだけでやればいいのか、というとそれだけではありません。VIPにもそれぞれ「好み」があります。この「好み」をちゃんと押さえて、それなりの対応を取らないとVIP待遇とは言いません。商品に嗜好性が強い場合は特に、VIP客別の購買傾向分析も重要になってきます。たとえば、「いろいろな服を買っているが買ったものを並べてみると、ある共通したデザインのものを多く買っている」というのはよくある話です。その人が色にこだわるのか、デザインにこだわるのか、ブランドにこだわるのかは人それぞれですが、買った物を人別に分析すると必ずある傾向が浮かんできます。これをシステム的に分析し、個々のお客に合った商品を勧めるのが「顧客別購買傾向分析システム」です。ある婦人衣料専門店ではVIP客に対し、この顧客別購買傾向分析を行い、一人一人のお客さまにあった別々のハガキのDMを送ってみました。もちろんハガキには特別割引を付け、このハガキによる反応率を測定しました。何度か試みた結果、平均で三〇%以上、最大で六〇%程度の回収があったそうです。このハガキは、商品購入時に回収する仕組みになっているので、平均三〇%以上の直接販売に結びついたことになります。やはり、「それぞれの好みを個別に対応したVIP待遇」はお客の側から見るとたまらない魅力なのです。数十人程度なら十分手作業でできます。ハガキが面倒なら電話か個別のメールでもかまいません。「××ブランドの新しい商品が入荷しました。○○様の為に特別にお取り置きしておきましたが、いかがしましょうか」ってやれば「お1、この店は私の趣味をちゃんとわかっているじゃない」となるハズ。ぜひやってみてください。インターネットでお客を集めるだけではなく、このような努力を水面下で行わな上げは維持できないし、成功もできないのです。